中山町立歴史民俗資料館

更新日:2025年10月01日

白い外壁に緑の屋根で、硝子の両開きドアの入り口前に数段の階段があり、建物前に松が植えられている中山町立歴史民俗資料館の外観写真

歴史民俗資料館について

 中山町は、むかしから内陸型の農業生産地帯としてひらけ、稲作や果樹を中心とした農耕文化が発展し、技術的にも、県下を代表する地域を形成してきました。さらに最上川の舟運による中央文化との交流によって、歴史的な文化遺産が数多く残されています。
 そこで、町では、中山町を中心に、内陸地方に関連のある考古資料・文書資料・民俗資料及び建造物などについての資料の収集や調査研究を行ない、それらを公開・展示し地方文化の向上に努めようと、昭和54年度に「中山町立歴史民俗資料館」の建設に入り、昭和55年(1980年)11月3日に開館しました。
 主に次の事業を柱として、子どもから、おとなまで、すべての人々にわかりやすい資料館をめざすことにしています。
また公開・展示のほか各種の講座、歴史教室、講演会なども計画し、歴史と文化に対する知識を広めながら、先人達の生活の知恵に対する理解と関心を深め、郷土愛の精神を養い、よりよい郷土の発展に役立てようとするものです。

主な事業

  • 郷土の考古、歴史、民俗、芸術、文化、産業等に関する資料の収集及びこれらの展示、並びに保管。
  • 国指定重要有形民俗文化財である岩谷十八夜観音庶民信仰資料(オナカマ)、内陸地方の農耕文化の道具や資料等の展示。
  • 郷土資料に関する調査研究、情報交換等。

常設展示

  1. 国指定重要有形民俗文化財
     『岩谷十八夜観音庶民信仰資料』
  2. 郷土のあゆみ
  3. 最上川舟運資料
  4. 内陸の農耕文化資料
4名が乗った1艘の艜船が荷物を載せて最上川を進んでいる様子の白黒写真

最上川を航行する小鵜飼船(明治13年創業/大江町菊地写真館撮影)

企画展示

令和7年度企画展 を開催します

 

 

令和7年10月1日(水曜日)~令和7年10月13日(月曜日・祝)

◆中山家縁の鎧・兜

歴史民俗資料館では、中山町の町政施行を記念して、10月1日より中山家縁の鎧・兜を展示いたします。町名の由来であり玄蕃様と慕われた中山家縁の品を、ぜひご覧ください。

 

 

令和7年10月15日(水曜日)~令和7年11月24日(月曜日・祝)

 ◆新収蔵品展 ~郷土画壇の流れをたどって~

当館では、これまで町民の方々より貴重な資料の数々を寄贈いただいておりますが、これまで展示・紹介できたものはごく一部となっています。そこで、今年度の企画展は新収蔵品展と題し、平成25年ごろから寄贈された初公開の資料の数々をご紹介いたします。

 

◇展示内容

主な展示として、江戸の高名な日本画家・谷文晁の高弟である柳沢出身の西塔太原から始まる郷土画家たちの師弟関係の流れにそって、小塩出身の画家・小松雲涯の掛け軸などの作品、さらにその弟子柏倉雪章の縁起絵板を展示します。

特に、柏倉雪章は柏倉喜作家の4代目であり、今年没後100周年となります。旧柏倉惣右衛門家住宅主屋の上棟式のために描かれた縁起絵板について、上棟式についての解説パネルもあわせて展示します。

 

令和7年11月1日(土曜日)午後2時00分~

◇ギャラリートーク:展示室で資料の解説をします。事前申込不要。

町教育課文化財担当職員

 

開館日・入館料等について

開館日

  • 開館日 :火曜日~日曜日、祝日
  • 開館時間:午前10時00分~午後4時00分(最終入場午後3時30分)

休館日

月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月29日~1月4日)

入館料

入館料

  • 大人:100円(団体は50円)
  • 学生:50円(団体は30円)
  • 小・中学生:30円(団体は10円)

(注意)

  • 団体は20名以上です。
  • 土曜日に限り、小・中学生は無料で入館できます。
  • 「5月5日こどもの日」「11月3日文化の日」は特別無料入館日です。

入館料の減免について

「中山町歴史民俗資料館条例第6条」「中山町歴史民俗資料館施行規則第4条」に基づき、下記に該当する者は入館料が免除されます。

  1. こどもの日・文化の日その他教育長が指定する日
  2. 土曜日の小中学生
  3. 身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳・療育手帳の交付を受けている方
  4. 同上付添人
  5. 教育課程に基づく教育活動として入館する児童、生徒、学生等
  6. 社会教育活動の一環として入館する団体(婦人会・老人クラブ・地区子ども会等)
  7. 社会福祉関係団体

(注意)

  • 1から4の場合は、減免申請書の提出は必要ありません。
  • 5から7の場合は、原則として中山町民のみが対象です。事前に減免申請書を提出してください。

所在地

  • 住所 〒990-0401 中山町大字長崎6005番地
  • 電話 023-662-2175(ファックス 023-616-6875)

各種申請書について

中山町史について

販売書籍

  • 通史編 上巻(古代~中世)1巻5,000円(税別)
  • 通史編 中巻(近世)1巻5,000円(税別)
  • 通史編 下巻(現代)1巻5,000円(税別)

セット購入が大変お得です!

組み合わせは自由で、2巻セット7,000円(税別)、3巻セット10,000円(税別)です。

 

以下の書籍は好評につき完売しました!

「資料編 1~7集」「編集資料 1(最上堰沿革誌)」「年表 1、2編」

白い机の上に、左からクリーム色の外箱の中山町史上・中・下巻、中山町史下巻を紹介する見開きパンフレット、赤茶色の表紙の中山町史下巻、クリーム色の外箱の中山町史下巻が立てて並べられ、中央手前に、書籍が開かれた状態で置かれている写真

A5判 表紙クロス張り上製本 背金文字入り ケース付き 約1000ページ

祝中山町祝と書かれた、紙の花や紙テープで飾り付けられた横長の看板が掲げられ、大勢の人々が日の丸国旗の手持ち旗を振ったり、万歳のポーズをしている中山町誕生祝賀行列の写真

中山町誕生祝賀行列(昭和29年10月)

最上川に架かる木製の長崎橋と、その上を渡るバスのモノクロ写真

明治28年完成長崎橋とバス(昭和4年撮影)

鉄筋コンクリートに作り替えられた長崎橋を、2人掛かりで大きな荷車を押しながら渡ろうとしている様子のモノクロ写真

昭和8年完成の長崎橋(昭和8年撮影)

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会教育課 生涯学習グループ(文化財担当)
〒990-0401 山形県東村山郡中山町大字長崎6005番地
電話番号:023-662-2175
ファックス:023-616-6875

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