(目的)

第1条　この告示は、心身障がい者が自家用車を利用し、社会参加と生活圏の拡大を進めるため、給油費の一部を扶助することにより、心身障がい者の経済的負担の軽減をはかり、福祉の増進に寄与することを目的とする。

(対象者)

第2条　事業の対象者は、中山町に住所を有し、現に居住している者で、次の各号の一に該当する者のうち、次項に該当する者とする。ただし、中山町心身障がい者福祉タクシー事業実施要綱(昭和56年告示第7号)に規定する利用券の交付を受けている者及び中山町高齢者及び障がい者福祉事業実施要綱(平成6年告示第17号)に規定する寝たきり老人等移送サービス利用券の交付を受けている者を除く。

(指定業者)

第3条　町長は、町内に事業所を有する給油業者(以下「指定業者」という。)と事業の実施について協定を結ぶものとする。

(給油券の交付申請)

第4条　心身障がい者給油費の扶助を希望する者は、あらかじめ中山町心身障がい者給油費扶助申請書(様式第1号。以下「申請書」という。)により町長に申請しなければならない。

(決定の通知)

第5条　町長は、前条に規定する申請書を受理したときは、速やかに審査を行い、中山町心身障がい者給油費扶助(決定・却下)通知書(様式第2号)により通知する。

(利用者証等の交付)

第6条　町長は、扶助決定通知書を交付した者に対して、中山町心身障がい者給油費扶助事業利用者台帳(様式第3号)に登載し、中山町心身障がい者給油費扶助事業利用者証(様式第4号。以下「利用者証」という。)を交付する。

(資格喪失)

第7条　利用者が次の各号のいずれかに該当したときは、中山町心身障がい者給油費扶助資格喪失届(様式第6号)を町長に提出するとともに残余の給油券を返還しなければならない。

(扶助額)

第8条　給油券1枚につき1,000円とする。ただし、1回の給油費が1,000円に満たないときは、扶助しない。

(利用方法)

第9条　給油券を利用する者は、指定業者の中山町内にある給油所に身体障害者手帳又は精神障害者保健福祉手帳と利用者証を提示するとともに給油券を渡し、給油料金の差額を支払うものとする。

(給油券の請求)

第10条　指定業者は、前条の給油券を「中山町心身障がい者自動車福祉給油料金請求書」(様式第7号)とともに提出し毎月10日まで町長に請求するものとする。

(不正使用の禁止)

第11条　利用者は、給油券を不正に使用したり、他人に譲渡してはならない。

(委任)

第12条　この告示に定めるもののほか、必要な事項については、町長が別に定める。