○令和2年度中山町学校給食地産地消促進・米粉利用推進事業補助金交付要綱
令和2年7月22日
告示第91号
(趣旨)
第1条 この告示は、子ども達の食育と地域の農業に対する理解の促進、地産地消の推進及び米粉の利用推進による県産米の消費拡大を図るため、中山町学校給食センター(以下「センター」という。)が学校給食において県産農林水産物の利用を増やすために支出する経費に対して補助金を交付することに関し、中山町補助金等の適正化に関する規則(昭和40年規則第5号。以下「規則」という。)及び、この告示の定めるところにより、予算の範囲内で補助金を交付する。
(学校給食における県産農林水産物利用増加計画の策定)
第2条 この補助金の交付を希望するセンターは、次の計画を策定しなければならない。
(1) 平成27年度を基準として、令和2年度における次の品目全体の利用量に占める県産農林水産物の利用割合(「学校給食における県産農林水産物の利用状況調査」に基づく割合)を10パーセント増加する年次計画(平成27年度利用割合が55パーセントを超える場合にあっては、平成27年度より増加する計画)。
イ 基本品目(主要野菜14品目):だいこん、はくさい、きゅうり、なす、トマト、ねぎ、キャベツ、ほうれんそう、ばれいしょ、にんじん、たまねぎ、レタス、さといも、ピーマン
ロ 基本品目(果実8品目):りんご、ぶどう、さくらんぼ、西洋なし、もも、かき、みかん、バナナ
ハ 基本品目(生肉3品目):牛肉、豚肉、鶏肉
ニ 追加品目(6品目):小松菜、えだまめ、きのこ、大豆加工品、えだまめ加工品、郷土料理食材(任意5品目以内)
(2) 県産農林水産物の利用割合の向上や学校給食における地産地消への理解を深めるための計画(県産農林水産物利用割合が55パーセント以上となる献立の作成に係る取組みを含む。)
(補助対象事業、補助対象経費及び補助基準額)
第3条 この補助金の交付の対象となる事業(以下「補助対象事業」という。)及び経費(以下「補助対象経費」という。)は、次のとおりとし、令和2年4月1日以降にこの事業を実施するためにセンターが支出する経費とする。ただし、国の補助金を活用し、国産農林水産物を学校給食へ提供する「国産農林水産物等販売促進緊急対策事業」により提供された県産食材は、本補助金の対象外とする。
(1) 郷土料理による食育実施支援事業
イ 補助対象事業
主たる食材として県産農林水産物(米粉を除く。)を利用し、地域で親しまれている伝統的な郷土料理を提供する事業。
ロ 補助対象経費
郷土料理を提供するために増加することとなる経費。
(2) 県産農林水産物利用増加支援事業
イ 補助対象事業
原則として、毎月19日を含む「地産地消ウィーク」(月曜日から日曜日)の期間中に、平成27年度を上回って県産農林水産物を使用したおかずを提供する事業。ただし、夏休み等により学校給食が実施されない場合や、地産地消ウィークとは別に地産地消強化日を設定している場合など、実状に応じて「地産地消ウィーク」以外の5日間を対象期間として設定できるものとする。
なお、「平成27年度を上回って県産農林水産物を使用したおかずを提供する」とは、平成27年度よりもおかずの食材に県産農林水産物の使用品目数又は使用量が増えることをいう。
ロ 補助対象経費
平成27年度を上回って県産農林水産物(米粉を除く。)を使用したおかずを提供するために増加することとなる経費。
(3) 県産加工品導入支援事業
イ 補助対象事業
県産ヨーグルト(県産の生乳を使い県内で加工されたもの。以下同じ。)や県産農林水産物を使用し県内で加工されたデザート(米粉製品を除く。)を提供する事業。
ロ 補助対象経費
県産ヨーグルト等を提供するために増加することとなる経費。
(4) 米粉利用推進事業
イ 補助対象事業
(イ) 学校給食の主食として小麦粉パン又は小麦粉めんを提供していた日について、主食を、県産米を使った米粉パン又は米粉めんに変更する事業。
(ロ) 県産米を使った米粉を使用したおかず又はデザートを提供する事業。
ロ 補助対象経費
米粉パン等を提供するために増加することとなる経費。
(1) 郷土料理による食育実施支援事業
小学校及び中学校ごとに郷土料理を提供する回数の範囲内(2回を上限とする。)において実際に提供する食数(児童・生徒及び教職員等に提供する食数をいう。以下同じ。)に別表1に定める1食あたりの単価を乗じて得た額とする。
(2) 県産農林水産物利用増加支援事業
小学校及び中学校ごとに平成27年度を上回って県産農林水産物を使用したおかずを提供する回数の範囲内(20回を上限とする。ただし、前年度の県産農林水産物の利用割合が4割未満の場合にあっては、36回を上限とする。)において実際に提供する食数に別表2に定める1食あたりの単価を乗じて得た額とする。
(3) 県産加工品導入支援事業
小学校及び中学校ごとに県産ヨーグルト等を提供する回数の範囲内(3回を上限とする。)において実際に提供する食数に別表3に定める1食あたりの単価を乗じて得た額とする。
(4) 米粉利用推進事業
小学校及び中学校ごとに米粉パン等を提供する回数の範囲内(7回を上限とする。)において実際に提供する食数に別表4に定める1食あたりの単価を乗じて得た額とする。
(補助金の額)
第4条 補助金の額は、次の各号により算出された額の合計額とし、予算の範囲内とする。
(1) 郷土料理による食育実施支援事業
補助対象経費の実支出額と補助基準額を比較していずれか低い方の額。
(2) 県産農林水産物利用増加支援事業
補助対象経費の実支出額と補助基準額を比較していずれか低い方の額。
(3) 県産加工品導入支援事業
補助対象経費の実支出額と補助基準額を比較していずれか低い方の額。
(4) 米粉利用推進事業
補助対象経費の実支出額と補助基準額を比較していずれか低い方の2分の1の額。
(交付申請書)
第5条 補助金交付申請書の提出期限は、町長が別に定める日とし、添付すべき書類は、次のとおりとする。
(1) 事業計画書(様式第1号)
(2) 収支予算書(様式第2号)
(条件)
第6条 規則第7条第1項第1号に定める軽微な変更は、補助金の額の増又は2割を超える減以外の変更とする。
2 規則第7条第1項第1号の規定により補助事業の変更について町長の承認を受けようとする場合は、その理由を記載した事業変更・事業中止(廃止)承認申請書(様式第3号)を提出しなければならない。
3 規則第7条第1項第2号の規定により町長の指示を受けようとするときは、事業遂行状況報告書(様式第4号)を提出しなければならない。
(支払い)
第8条 補助金は、交付すべき補助金の額が確定した後に支払うものとする。ただし、町長が必要と認めるときは、補助金の交付決定の後に、概算払をすることができる。
(実績報告書)
第9条 実績報告書の提出期限は、補助事業が完了の日から起算して20日を経過する日又は令和3年4月2日のいずれか早い日とし、添付すべき書類は次のとおりとする。
(1) 実績報告書(様式第7号)
(2) 収支精算書(様式第8号)
(帳簿の備付け等)
第11条 規則第21条に定める帳簿及び証拠書類は、事業完了の翌年度から起算して5年間整備保管しておかなければならない。
(雑則)
第12条 この告示に定めるもののほか、この補助金に関し必要な事項は、町長が別に定める。
附則
この告示は、公布の日から施行し、令和2年4月1日から適用する。
別表1(第3条関係)
1食あたりの単価 | |
小学校 | 26円 |
中学校 | 26円 |
別表2(第3条関係)
1食あたりの単価 | |
小学校 | 13円 |
中学校 | 17円 |
別表3(第3条関係)
1食あたりの単価 | |
小学校 | 33円 |
中学校 | 33円 |
別表4(第3条関係)
1食あたりの単価 | ||||
米粉パン | 米粉めん | おかず | デザート | |
小学校 | 13円 | 14円 | 3円 | 15円 |
中学校 | 16円 | 10円 | 3円 | 15円 |