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![]() 山形は、秋になると河川敷や公園の片隅から薪の煙が昇る光景が見られます。芋煮会から立ち上る煙りです。職場や友達、家族づれなどのグループの芋煮会で大にぎわいです。 芋煮はそのほかにも家庭でも食事などに出されますし、秋の宴会といえば必ず「芋煮」がメニューにはいります。山形では、そのくらい芋煮と芋煮会が定着しています。また各家庭でもそれぞれ微妙に食材や味付けが異なり、母親の味として代々受け継がれてきています。
元禄7年、長崎から荒砥に至る最上川舟運航路が新設されるまでは、現在の中山町長崎付近が最上川舟運の終点で、町の中央公民館の西のあたりに船着き場がありました。
大正時代の終わり頃までは、すぐそばに「鍋掛松」という老松があって、そこが船頭たちの休み場だったという言い伝えが残っています。酒田から船で運ばれてきた塩や干魚などの資材はここで降ろされ、人足たちに背負われて狐越街道を越え、遠く西置賜地方へと運ばれていきました。 ところで、なにもかも不便な昔のことなので、酒田船と人足間の連絡などうまくとれるはずもなく、船頭たちは船に寝泊まりしながら何日も何日も船が着くのを待たなければなりませんでした。その退屈しのぎのひとつとして発生したのが芋煮会のはじまりと言われております。 船着き場のすぐ近くには、里芋の名産地である小塩という集落があるので、前々から予約しておいた里芋を買い求め船に積んでまた棒鱈などの干魚といっしよに煮て、飲み食いしながら待ち時間を過ごしたのであった。 その時、そばにあった松の枝に鍋をつるして芋煮をしたので、やがてこの松が「鍋掛けの松」と呼ばれるようになったという。 芋煮大図鑑 起源へ 普通の芋煮のレシピ 内陸(山形方面)地方はこんな感じですが、家庭によりそれぞれの芋煮があり少しずつ違ってきます。平均的というか結構いい加減なレシピになります。 材料一人分 洗い里芋 250g 牛肉150g 板こんにゃく 1/4枚・ゴボウ・ネギ・醤油・砂糖・日本酒・好みで舞茸やシメジなどの茸 (洗い里芋・・・・・包丁で皮をむいてはいけません。包丁で皮を軽く削るだけです) 1.牛肉を醤油、砂糖、お酒で味付けをして煮詰める。煮えたら肉をボールなどに移す。 2.大きい芋は半分位に切って、細く包丁でそいだゴボウと一緒に鍋に入れ水から煮る。 3.醤油と砂糖で味をととのえる。こんにゃくを手でちぎっていれる。 4.煮立ってくると里芋のアクが出てくるのでおたまで取り除く。 5.好みでシメジや舞茸をいれてもおいしい。 6.芋に箸が刺さるようになったらほぼできあがり。 7.最後にネギを3センチ位になるよう斜めに切って加える。 ただし未確認の情報として、関東方面ですと里芋が山形のようにつるつるにならないので、山形のような味がでないと聞いたことがあります。詳しい状況や原因まではわかりませんが、情報をおもちの方はご一報下さい。 現代のスタイルの芋煮の歴史 現在の里芋と牛肉をつかっての芋煮については、様々の説があり、はっきりとしません。一説としては明治の後期に入ってから山形市にあった第32連隊が野営の際の食事として、山形では一番早く牛肉をあつかった金沢肉屋から上官の「おごり」で牛肉を仕入れ適当にあった野菜と煮て食べたのが大変美味しかったことから始まったと言われています。さらに、当時の旧制中学?(現在の山形東高等学校)に通う地主階級の子供たちが真似をして一般に広まったとのことです。また、軍隊の各連隊の人事異動に伴い芋煮も東北各地の連隊にも広がったとの説があります。そのほかにも様々な説がありますが、現時点では特定できていません。 芋煮は、山形でも家庭ごとに食材や味付けなどその家庭に伝えられた味があり、それぞれ微妙に異なります。また、芋煮会も近年、岩手県や宮城、福島などに加え関東地方でも行われていると聞いております。 東北各地の芋煮へリンク 山形県内各地 米沢市(牛肉)・ 酒田市(豚肉) 宮城県各地 仙台市泉区(豚肉)・多賀城市(豚肉) 福島県各地 喜多方市(豚肉)・二本松市(豚肉) 岩手県各地 北上市(豚肉)・花巻市(豚肉) 芋棒煮(棒鱈芋煮)
最上川舟運の時代に荷受けの時間や、風待ちの時などに食べていたと言われるのがこの棒鱈芋煮です。 船着き場のすぐ近くには、里芋の名産地である小塩という集落があるので、前々から予約しておいた里芋を買い求め、船に積んできた捧鱈などの干魚といっしよに、そばにあった松の枝に鍋をつるして芋煮をして食べたのが芋煮会のはじまりと言われております。 その船頭さんが食べたと言われる、棒鱈芋煮を町の食生活改善推進協議会のみなさんが、烏兎沼宏之先生が示した材料をもとにして、若干味付けを現代風にアレンジして再現しました。 皆さんも一度作ってみてはいかがでしょうか。 棒鱈芋煮のレシピ 資料提供 中山町食生活改善推進協議会 材 料(4〜5人分) ・ 里芋………400g ・ 棒だら………100g ・ 油揚げ………2枚 ・ 干ししいたけ……2〜3枚 ・ こんにゃく……1/2枚 ・ だし汁………1,000cc ・ かつおぶし、煮干し……適量 ・ しょう油………100cc ・ みりん………20cc ・ 酒……………100cc ・ 砂糖…………少々 ・ 塩……………少々 ・ 干ししいたけの戻し汁 少々 作り方 (1)里芋は、皮をむいて洗った後、食べやすい大きさに切っておく。 (2)棒だらは、細かく食べやすい大きさに切って3〜4時間水につけておく。 (3)干ししいたけは、水につけて戻し、食べやすい大きさに切る。(戻し汁を少し取っておく。) (4)油揚げは、湯抜きをし、大きめの短冊切りにする。 (5)こんにゃくは、食べやすい大きさに手でちぎり、サッと湯通ししておく。 (6)かつお節、煮干しでだしをとり、(2)〜(5)を順次入れる。さらに、調味料と干ししいたけの戻し汁を入れ、少し煮込んでから(1)を入れてやわらかくなるまで煮る。(里芋は、産地・その他で質が異なるので、煮る時間を調整する。) (7)最後に塩を少々入れ、好みの味に整える 注 意 (1)砂糖、しょう油を控えめに、あっさりした味に仕上げる。 (2)汁は多めに、材料全部がひたひたになるぐらいにする。 (3)いったん煮始めたら、かきまわさない。(里芋、棒鱈がくずれてどろっとなってしまうため。) (4)煮えてから10分くらい蒸すと、おいしくなる。 |
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【お問い合わせ先】 中山町観光協会 023-662-2114 |
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